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漢方薬

先日、漢方薬についての講演会に出席しました。漢方薬は、病気ではないけれど体のバランスが乱れ、体調がすぐれない状態の未病といわれる段階から、病気の治療にまで幅広く使われています。それと同時に未病の治療には薬剤の服用だけでなく、生活習慣の見直しも大切だそうです。確かに、体調を整える漢方薬を服用しながら、体調を悪くしている原因の生活を続けていてはいくら漢方薬を飲んでも効果はあまり期待できません。例えば、漢方では「気虚(ききょ)」という言葉を用います。「気」は元気、やる気という様にある種のエネルギーを表し、「虚」は不足してしまった状態をいいます。この状態を回復しようと漢方薬を服用しても食生活や生活環境が改善できなければ、いつまでも「気」が不足した状態から改善しにくくなってしまいます。ちなみに「気虚」の原因の傾向としては、①清涼飲料水・菓子・白砂糖の摂取過多 ②冷飲食 ③深夜の食事 ④早食い ⑤気のつかい過ぎ ⑥睡眠不足 などがあるそうです。今年の夏の暑さの影響で現在「気虚」の状態にある方もいらっしゃるかもしれません。まずは食事や普段の生活から見直してみることで、「気」が満ちて元気・やる気が出てくるかもしれませんね。


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