東日本大震災で被災した方々が山梨にも多く避難してきています。
先日、私たちの薬局にも福島県から避難してきたご家族が来局されました。ご自宅が津波の被害にあい、さらに原発による避難対象区域のため山梨に避難してきたとの事でした。
「大変でしたね」と申し上げますと、「山梨は何もないんですね」とのお言葉に少し考えてしまいました。お話を伺うと「山梨は(被害が)何もないんですね」とのことでした。今回の震災により変わってしまった故郷の様子と、山梨の穏やかな様子との違いをどのような思いでご覧になったのかと思うと胸がつまりました。必死だったので、どうやってここまで来たのかも覚えてないそうです。また、地震がたびたびあり山梨に来てからやっと眠れるようになったそうです。これらの事はテレビや新聞には載らない小さな事かもしれませんが、想像以上に大変な思いをしている方々がいらっしゃることを改めて感じました。
お薬の説明の後に「お身体に気をつけていてください」と申しますと、にっこりと笑顔を見せて下さいました・・。私の心にも何か温かいものをいただいた気がしました。
一人一人は小さな力でしかありませんが、被災された方々のことを思いながらこれからもサポートしていけたらと思います。
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