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冬に流行る感染症の消毒


先日、インフルエンザの予防接種を受けてまいりました。冬になるとインフルエンザが流行します。その消毒薬に有名な「エタノール」についてのお話です。手の消毒に使うエタノールには液体の他にゲル状(ゼリー状)の製品が販売されております。そのエタノールにも成分によって様々なものがあります。 「消毒用エタノール」・・・この表記の製品はエタノールがもっとも消毒効果を示す約80%の濃度に薄められています。エタノールは濃度が濃いほど消毒効果が高いわけではないのです。 「エタノール」・・・純粋なエタノールです。消毒として用いるのであれば、水を加えて消毒効果の得られる80%に自分で調整する必要があります。 「○○消毒用エタノール(消エタ)」や「消エタ○○」・・・消毒用エタノールにユーカリ油やイソプロパノール(消毒用エタノールに近い消毒効果のある成分)などが添加物として加えられてる製品です。これは添加物が加えられることにより「酒税」がかからなくなるため、他の製品に比べて安価であることが特徴です。(添加物の内容によっては高くなる場合もあります。)その添加物の香りがするのも一つの特徴です。 インフルエンザの予防にはエタノール類も良いですが、一番はやっぱりうがい手洗いをこまめに行うことです。また消毒薬による手荒れ防止に、保湿やハンドクリームなどのケアも是非行ってください。健康に冬を越すために、正しいセルフメディケーションを行えるよう、ご相談いただけたらと思います。

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