最近SF漫画を読みました。
全5巻の作品ですが、まとめて読むことができなかったので、4巻を読み終えて出勤しなければいけない時間になったときは早く帰宅して続きが読みたいウズウズしていました。1巻で点在していた謎が4巻あたりで収束して、5巻では再度話は一転し、伏線を回収し読み終えることができました。改めてSF作品が好きなんだなと思いました。
SFとはサイエンスフィクションの略で、空想上の科学技術が出てくる作品です(ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄先生は、ありふれた日常生活に紛れ込む非日常という意味でSFを「すこし、ふしぎ」と言っています。洒落ていますね!)
タイムリープ、空間転移など、あったらいいなと思うものが出てくる半面、クローン技術や、超科学的な兵器などちょっと怖いテクノロジーが出てきます。あれば便利で、いまある社会問題をたちどころに解決してしまいそうな技術であっても、新たな問題を作り出してしまいます。架空の技術が出来たとしても、それまでの文化、技術、宗教観、思想は残るわけで、そことの交わりをリアルに描写されている作品が面白いと思っています。
私が読んだSF作品のお気に入りを一つを紹介したいと思います
「声の網」星新一著
ある12階建てのビルの12ヶ月の話。12章構成になっていて、1月は1階の事件で2月は2階の事件が起こりますが、段々と事件の大元が1つにつながっていきます。ビックデータの取扱いについて現在に通じますが、初版は昭和45年。まだインターネットがなかった時代です。先見の明がありますね。
(ちなみに星新一氏の父星一さんは星薬科大学の創立者でした。これを知ったのが大学入学後。高校生の時に知っていたら星薬科大学進学を目指したかも。薬局とつながっていますね。)
過去の名作から、新作まで今度本を購入して読んでみたいと思います。
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