今年も花粉シーズン本番ですが皆様、体調のほうは大丈夫でしょうか。山梨県は全国的にも花粉が多い地域になります。花粉症で薬を使う人も多いと思います。小児科で点眼薬の使い方についてよく相談をうけますので、今回は正しい点眼薬の方法を書きたいと思います。
大人の場合
1. 手を石鹸と流水でよく洗います。
2. 下まぶたを軽く下にひき、1滴を確実に点眼します。
その際、容器の先がまぶたや、まつ毛、目に触れないように注意が必要です。
3. 点眼後まばたきをせず、まぶたを閉じ、あふれた液を清潔なガーゼかティッシュで軽くふき取る。
4. そのまましばらく(1~5分)まぶたを閉じます。
小児の場合
1. 保護者とお子さんの手を石鹸と流水でよく洗います
2. お子さんの目のまわりについた目やになどを、ぬらした清潔なガーゼかティッシュで軽くふき取ります。
3. お子さんの恐怖心を取り除き、保護者のひざの上に寝かせて、下まぶたを軽く下げて1滴点眼する。
お子さんが泣いている最中は、涙で薬が流れてしまうので避けてください。
また、嫌がる小さなお子さんの場合は寝ているときに1滴ずつ点眼する方法もあります。
共通して注意する点
・汚れた手で点眼容器を触らず、容器の先を目に触れないようにする。
・点眼後に容器のキャップを開けたまま放置しない。
まだまだ花粉が飛ぶ時期です。マスク、花粉用の防護眼鏡などして出かけるようにしましょう。

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