先月、甲斐国一宮浅間神社のお祭りで、大神幸祭(おみゆきさん)がありました。
約1200年前の平安時代から水難(洪水)を防ぐためのお祭りで一宮浅間神社から甲斐市の三社神社まで担ぎます。
担ぎ手はすべて男性で、神様が美人の神様(木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと))なので、失礼の無いよう顔に化粧をし、衣装は女性の服装(赤やピンクなどの浴衣)を着て、担ぐしきたりとなっています。また、「そこだい」という独特の掛け声があります。神輿の渡御はおよそ往復50Km(現在は途中車移動となっています)にもなる為、重い神輿を担ぎながら目的地はもうそこだ!そこだ!という担ぎ手の声が「そこだい」となったといわれているようです。
このお祭りを初めて見た時は、見慣れない姿や掛け声にとても驚きました。普段お祭りに行くといっても神輿や屋台の雰囲気をなんとなく楽しむような感じでしたが、今年は実家の地区が神輿を担ぐ担当で主人が参加したこともあり、普段とは異なる楽しみがありました。家族や知り合いが神輿を担いでいる姿をみると、見ている方も力がはいります。朝7時頃から夜7時近くまでの長丁場。神輿の重さはおよそ600kgあり、交替しながら担いでいますが、とても大変だったと思います。家に帰った時にはふらふらで両肩が赤くあざができていましたが、達成感はあったようです。来年は自分の地区が担当なのでまた楽しめそうです。来年皆さんも機会があれば是非このお祭りをみにきてはいかがでしょうか。

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