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雪の妖精

みなさんは数年前から話題になっている「雪の妖精」を知っていますか?

答えは、シマエナガという鳥です。

シマエナガはその愛らしい見た目から「かわいすぎる」と注目を集めている鳥です。

丸いフォルムにふわふわの羽、またつぶらな瞳に釘付けになってしまう人が続出中で、グッズやお菓子も多数販売されています。

シマエナガは「エナガ」という鳥の亜種で、スズメ目エナガ科の鳥です。

常に5~10羽ほどの群れを形成して生活しています。

体長は約10~14cm、体重は10gほどとスズメよりも小柄でシマエナガと同じ重さのお菓子も北海道にはありました。

そんな可愛らしい見た目からは想像しにくいかもしれませんが、雑食性で主食は樹液や小さな木の実、昆虫です。春先~秋にかけては木の実や昆虫が豊富に捕れるため、林や森にいることが多いそうで、好物はアブラムシとのことです。

食べ物には少し驚きますが、シマエナガの鳴き声はその見た目を裏切らない可愛さがあります。具体的には「チーチー」「ピーピー」と高い声で鳴きます。

たまに「ジュリリリリ」といった特徴的な鳴き方もするので、シマエナガウォッチングをする際は鳴き声を頼りに探してみるのもありかもしれません。

シマエナガは寒い地域に生息する鳥で、日本国内では北海道内のみで見られ、本州より南には生息していません。北海道では全域に分布しており、林や森を中心に平地や山地で見ることができます。公園や緑地などの都市部周辺にある人工的な環境に現れることもあるそうですが、体は小さく常に餌を探して飛び回っているため、北海道にいる時に見てみたくて観察しましたが本当に難しかったです。双眼鏡があっても、シマエナガを追うだけで精一杯でした。

シマエナガはとても活発に動き回る鳥でしたがそれは、カラスやイタチ、ヘビなどの天敵から身を守るためと言われています。たしかにじっとしているよりあちこち移動していたほうが天敵に捕まってしまう確率も低くなりそうです。

本州で見ることが出来ないのが残念ですが、また北海道に行った際は探してみたいと思います。



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