先週、友達に誘われて銀杏拾いに行ってきました。 散歩のついでに子供と一緒に銀杏を拾う予定で出かけたものの、全員銀杏拾い初心者で、売っている状態の銀杏が落ちていると思っていた私たちは実に果肉がついていることにビックリ!?どうしたらいいか悩んでいると、近くにいたお爺さんやお婆さんが「かぶれるから子供に触らせない方が良いよ!」と言いながら子供達の側に来て、私たちが銀杏を拾っている間、子供と遊びながら銀杏の拾い方などを丁寧に教えてくださいました。 また、「たくさん拾っても、子供には歳の数より食べさせてはいけないよ」というアドバイスもいただきました。 銀杏をたくさん子供に食べさせてはいけない事は知っていましたが、今回はなぜ子供にとって銀杏が危険なのか調べてみました。 原因物質は銀杏に含まれる4-o-メチルピリドキシンという物質で、これがビタミンB6ととても似た構造をしているため、脳内でビタミンB6に成りすましたように振る舞い、その結果ビタミンB6を働けなくしてしまいます。これによりビタミンB6欠乏と同じ状態を引き起こします。そのため神経の興奮を静める作用を持つGABAを作ることができなくなり、神経が興奮し痙攣・嘔吐などの銀杏中毒症状をきたします。 銀杏中毒の70%以上が10歳未満の子供とされ、子供に与えるときは個数を制限したほうが安全なので、昔から「子供には銀杏は歳の数だけしか食べさせてはいけない」と言われているようです。 今回拾った銀杏は売られているものより小ぶりでしたが、美味しく食べられ良い経験になりました。 次は子供と一緒に楽しめる味覚狩りに挑戦してみようと思います。
