7月に健康診断を受けました。
毎年指摘されてしまう空腹時血糖とコレステロールの数値を、今年こそは何とか合格点にしたいと思い、先ずは体重減量を考えて、2ヶ月くらい前から自己流の食事療法と運動療法を始めました。
筋肉を増やせば基礎代謝量も増えて痩せやすくなるからと考えて、時間の許す限りジムに行き、1時間程度ランニングマシーンの上で歩いたり走ったりしてふくらはぎの筋肉を付ける努力をしました。有酸素運動するためにエアロビクスのレッスンにも参加し、家では休む前に足を高く上げてその足を上下左右に上げ下げして腹筋を付けるようにやってみました。この期間はエスカレーターがあっても階段を上ったり下りたりもしました。
食事療法は、食べることが大好きな私にとっては少し辛いことでした。肉さえあれば野菜はなくても全く平気な私が昼食は毎日レタス・キャベツ・ブロッコリー・人参・きのこ類・豆腐・大豆・もずく・・・+鶏肉・ゆで豚を食べ続け、2ヶ月で1.8㎏の減量に成功しました。
健康診断の後すぐにジムでも筋肉量と体脂肪量を測ってもらいました。筋肉量は前回と変わらずでしたが体脂肪量が1.8㎏減でした。
「やった~!!」と大喜びをしましたが、この生活改善の努力を維持することが今の私の課題です。
頑張れるか・・・? 頑張りたいが・・・・。
ところで、減量に成功した「脂肪」にもちゃんとした役割があります。エネルギー貯蔵・体温保持・・・。
脂肪は直径約70~90μmの小さな脂肪細胞の塊で出来ていますが、その細胞の中には「レプチン」という大切なメッセージ物質が入っています。人が食事をして血液の中に糖や油が増えてくると脂肪細胞がそれを感知してレプチンを放出して「もうエネルギー十分だよ~」とメッセージを脳に届けます。
脂肪委縮症と言う病気の人は、そのレプチンを出せないため食べ続けてしまうそうです。そのため、合併症を起こして30年くらいしか生きられないと言われてきましたが、近年レプチンの製剤が発売されてそれを投与することで食欲コントロールも可能になりました。
また、脂肪細胞にはレプチン以外にも600種類ものメッセージ物質が含まれています。
ウイルス・細菌が体内に入ってくると脂肪細胞が免疫細胞に「敵がいるよ~」と働きかけます。それにより免疫細胞が細菌などを食べてやっつけます。
肥満になると脂肪細胞の数も増えて過剰に免疫細胞に「敵がいるよ~」と働きかけてしまいます。血液の中の脂肪分も敵と認識してしまい、それを食べ続け肥大した免疫細胞が壊れてしまいその中から有害物質が出て血管を傷つけるという悲しい結果をもたらします。血管が傷つくことで脳梗塞・脳出血・心筋梗塞・・・・を発症します。
そんな訳で、身体の一部である脂肪はなくては困りますが有りすぎても身体には良くないものです。これからも上手に脂肪細胞とお付き合いしたいと思います。
やはり健康な生活を続けるためには、食事療法と運動療法の継続は今後も必要でした。
頑張らねば!!!
