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短い会話


「粉のお薬が苦手」というお子様は、少なくありません。しかし、剤形などの都合で、どうしても粉で飲んでもらうしかない場合もあります。 先日、お母様が、「がんばって飲んでね!」と励ましてもなかなかうなずかない子がいたのですが、帰りがけに、私がそっと、「イチゴヨーグルト味だよ。」と声をかけると、喜んで帰ってくれました。大した会話ではなく、一瞬の笑顔でしたが、きっと飲んでくれたんだろうなあと思いました。さりげない一言でも、声を掛けてよかったと思いました。 些細な言葉でも、力になるんだと思いました。それで、お薬を抵抗なく飲んでくれればこの上ない喜びです。日々、短時間の会話でも、それがアドヒアランスの向上に繋がると感じました。薬の知識だけでなく、小さな変化に気がつけること、それを言葉で伝えることの大切さを感じた出来事でした。

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