top of page

7つのヒマワリ

先日両親と一緒に徳島県鳴門市にある大塚国際美術館に行ってきました。

海外の名だたる美術館に所蔵されている名画などを陶板に焼きつけて原寸大に再現したものを展示してあります。実際の絵画とは違い、色あせることもなく、触ってみることも可能です。

ダ・ヴィンチの「モナリザ」、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」、モネの「睡蓮」、ミレーの「落穂拾い」(こちらは山梨でもみれますが)、フェルメール、ルノワール、ドガなど。時間がなくて全てを観ることが出来ませんでしたが。

その中でも目を引いたのが、ゴッホが描いたヒマワリでした。ゴッホはヒマワリをモチーフに10数点描いていますが、そのうち花瓶に入ったヒマワリは7点のみと言われています。その7点を一室に展示してありました。うち1点はかつて兵庫・芦屋にあり戦争中に消失した絵を再現したものだそうです。

美術の教科書にのっていたのはどれだったのかなと記憶の糸をたぐりよせながら鑑賞しました。

7つのヒマワリは少しづつ色彩や構図も違っていました。私は数えなかったですが、それぞれヒマワリの本数も違うそうです。その色彩は私たちが教科書でよく見るあざやかなものでしたが、初期のころの絵はくすんだような感じの絵が多いようでした。

37歳という若さで自殺という衝撃的な最期をむかえたゴッホ。亡くなる2年ほど前から描いた7つのヒマワリ。約10年くらいの期間で2000枚以上の画を残しましたが、生前1枚しか絵が売れなかったという画家ゴッホ。精神を病んでいたゴッホにとってヒマワリとはどういう花だったのでしょうか。

ヒマワリの花ことばでよく知られているものには情熱、憧れなどの意味もあるそうですが、ゴッホにとって希望のような花だったのでしょうか?


無題.png

Comments


bottom of page