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風邪を引きました。

  • 執筆者の写真: Hirai Kenichi
    Hirai Kenichi
  • 2014年10月21日
  • 読了時間: 2分

先週久しぶりに風邪を引いてしまったので風邪(症候群)について触れたいと思います。

風邪は主にウイルス感染により起こります。感染を起こすと、ウイルスを排除しようとして体が反応することで不快な症状が現れます。発熱してウイルスを弱らせたり、鼻水や咳で体の外にウイルスを出そうとしたりしているのです。

風邪の症状が辛いときに病院で処方してもらったり市販で買ったりする風邪薬には、実はウイルスをやっつける効果はないということを御存知でしょうか。お薬で嫌な症状を和らげることはできますが、実際には皆さんがそれぞれ持っている自然治癒力で風邪を治しているのです。対症療法という言葉をお聞きになったことがあると思いますが風邪の治療はまさにこの対症療法であり、出ている不快な症状を和らげていくような治療のことを言います。「抗生物質は風邪に効く?」と患者様から聞かれることがありますが抗生物質で風邪のウイルスをやっつけることはできません。風邪薬と一緒に抗生物質が処方されるのは、風邪のウイルスと一緒に細菌に感染してしまうことがあり、細菌をやっつけるために処方されているのです。

風邪薬をむやみに使うべきではないという考え方があります。風邪のときに起こっている症状は生体の防御反応であり、薬で抑えてしまうことで本来の免疫力が十分に発揮されず、結果として治癒が遅くなってしまうことがあるということです。この考え方に間違いはないと思いますが、症状が強い場合は辛いので薬が必要になることもあると思います。実際、私も今回は解熱剤を飲んで熱が下がったら体がとても楽になりました。必要以上に薬を使う必要はないですが、上手に使うということが大切ですね。

体調を崩すと健康でいることが幸せなことだと毎回思い知らされる今日この頃でした。


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