長野の伝統食
- Hirai Kenichi
- 2018年6月5日
- 読了時間: 2分
5月の中旬の週末、馬とともに長野の安曇野へ行ってきました。安曇野は十数年前2年ほど住んでいた所でもあります。日本有数の高さを誇るアルプスの山々などをのぞみ、水のきれいな土地です。わさびやそばなどの名産品もあり、また全国的にりんごの産地としてもご存じと思います。
その中でも私が大好きな長野のソウルフードが、おやきです。小麦粉・そば粉などを水で溶いて作った生地で具材を包み、焼いた食べ物です。
かつては主に北信地方や安曇野地方の家庭で冬季における米の代用食として作られていたようです。長野県
の多くの地域は地形や気候により、米の栽培には適さない土地が多く、代わりに小麦や蕎麦などの穀類を原料とした食べ物が古くから食べられていました。おやきはその1つだそうです。
以前長野の小川村という所にあるお寺のご住職に、「ここは米のとれない所だからこういうものしかないけど」とごちそうになったことがありますが、なかなかどうしてこれが色んな具が入っていて美味なのです。
味付けは味噌や醤油などの素朴な味ですが、中の具は長野名物の野沢菜漬け、なす、おから、かぼちゃ、
切り干し大根などいろいろな種類があるのです。当時ちょっとした軽食やおやつにちょうどよくて、よく食べていました。
具を包む皮も地域によって作り方も違うようで、もちっとした生地で焼いただけのものもあれば蒸しておまんじゅうのような食感の生地もあったり。その昔は、囲炉裏の中の灰にうめて、蒸し焼きにしていたそうです。
今でもたまにどうしても食べたい!と強く思うことありますが、糖質制限をしないといけない身でちょっと我慢しようかなと思う今日この頃です。

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