top of page

赤ちゃんの発熱

昨年我が家に息子が誕生し、1歳の誕生日を迎えるまで大きな病気ひとつせずすくすくと育ってきました。しかし保育園に入った途端、3日に1回は熱を出し、鼻水・咳は常に出ている状態に。そしてついにゴールデンウィークに初めての高熱を出しました。今まで病気や薬に携わってきたのにいざ自分の息子で体験すると、連休と初めての高熱ということもあり慌てふためいて救急のお世話になってしまいました。

赤ちゃんの発熱について色々と調べていると突発性発疹の病名が数々あがり、赤ちゃんの高熱にポピュラーの病気だということがわかりました。

突発性発疹とはヒトヘルペスウイルス6型が原因で季節を問わずに発症し、はしかや水疱瘡ウイルスほどは感染力が強くない病気です。90%は1歳未満でかかり、特に生後6か月から1歳くらいまでにかかる赤ちゃんが多いようです。一度かかると再びかかることはほとんどありません。どの子もかかる病気と思われていますが、2~3歳までにかからなければほとんどかかることはありません。

症状は急に38~39℃、時には40℃近い高熱を出します。高熱のわりには元気で、熱は3~4日続いたあと、平熱ぐらいに下がります。それと同時期におなかや背中を中心に赤い発疹が出て、全身に広がりますが、2~3日から長くても1週間以内で消えあとに残りません。突然高熱で発症するため、風邪やはしかと間違えることがありますが喉や鼻の症状はありません。下痢を伴うことはあります。口の中に小さな赤い斑点があることが大きな違いですが、実際には医師にも見分けにくく、発疹が出ないと診断がつかないことがほとんどです。赤ちゃんにとって初めての発熱であることが多く、お母さんたちをあわてさせることになることが多いです。家庭でのケアは、水分補給に気を付けながら安静にし、発熱時の一般的なケアを心がければ大丈夫です。高熱が続きますが、機嫌が悪くなければ大丈夫です。ぐったりして顔色が悪い、水分が十分にとれていない、けいれんを起こしたといった場合は受診するようにしてください。


Fotolia_83030446_XS.jpg

最新記事

すべて表示

大人になると、学生の時のように集中して勉強をすることが少なくなったなぁ、と感じます。 総務省の平成28年社会生活基本調査によると、社会人の1日の平均勉強時間は6分で、95%の人が日常的に勉強をしていないと回答したそうです。 私も薬剤師の仕事をする中で新しい知識を習得したり、勉強会に参加することはありますが、自分のペースで本を開きながら机に向かって集中して勉強するとなると、なかなか難しいものです。

bottom of page