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認知症と薬剤師

先日、認知症の勉強会に参加してきました。

現在、日本では深刻な少子高齢化が進んでいます。このまま高齢化が進んでいくと、認知症の患者様も増加し、2025年には約5人に1人が認知症になると言われ、認知症対策が急務となっています。そこで、厚生労働省の国家戦略が、認知症施策推進総合戦略「新オレンジプラン」です。この基本的考え方は、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指そうというものです。

その中で私たち薬剤師の役割は、

① 認知症の疑いに気づくことができる

② 認知症の疑いに気づいたとき、速やかにかかりつけ医と連携して、適切に対応できる体制をつくる

③ 地域包括支援センター等の関係機関や他職種と連携して認知症の人と家族を支える

④ 認知機能の低下がもたらす服薬行動への影響に配慮し、きめ細やかな薬学的管理や服薬指導を行い、薬物治療が適切に行われる環境を整え、支援する

といったことが期待されています。

研修会の中でも、薬局は気軽に相談できる場所として期待されているというお話がありました。認知症の早期発見やきちんと生活できるように、高齢者やそのご家族にお困りのことはないかなど声掛けをして、ご相談に応じ、また薬がきちんと飲めないなどのお悩みには、一包化や処方変更などの提案や工夫を積極的にしていきたいと思います。


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