4月に入って暖かい日も増えてきましたが、まだ気温のばらつきが大きく、この時期は体調管理に苦労しますよね。今回は、この時期に起こりやすい自律神経失調についてお話しようと思います。
自律神経とは、自分の意志とは無関係に24時間働き続ける神経で、呼吸、血液の循環、体温調節、排せつ、免疫など体のさまざまな機能をコントロールしています。自律神経の働きが乱れると、体のだるさや肩こり、便秘や下痢などのお通じの異常、頭痛、ほてりなどの身体的症状や、情緒不安定やイライラなど精神的症状も含め、様々な症状を催すことがあります。
自律神経の乱れは、不規則な生活や過度のストレスなどにより起こりやすくなります。季節の変わり目には気候も安定せず、またこの時期は新しい学校、職場など生活環境が変化することもあり、なんとなく調子が悪い、調子が出ない、という場合は自律神経の乱れが影響していることもあるかもしれません。
自律神経のバランスを整えるためには、早寝早起きで十分な睡眠をとる、規則正しい食事、散歩や体操などの適度な運動や入浴など。生活リズムを整え、メリハリのある生活で体のリズムを取り戻すことが大切です。
コロナ禍で自由な外出はまだ難しい状況ですが、天気の良い休日は散歩に行って、春の花を愛でてみたり、気持ちの良い風を感じたりするのもいいかもしれませんね。
気を付けていても不調が改善されない、という場合は、どうぞ無理をなさらずに、医療機関にご相談ください。
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