自己判断で中止しないで。
- Hirai Kenichi
- 2012年3月8日
- 読了時間: 0分
化粧品が肌に合わず、顔全体が赤くなり痒みを訴える患者様が来局されました。皮膚科からは飲み薬と塗り薬が数種類処方され、医師から数日後に来局するよう指示を受けたそうです。それから1週間以上経過し、再度来局されました。顔の症状は改善しておらず、前回よりも強く赤みを帯びているように感じられた為、患者様に話を伺うと、数日したら肌がとてもよくなったので、もう薬を飲まなくていいと思い受診しなかったそうです。投薬したとき、処方された薬は症状が改善したら徐々に減量していく必要があり、自分の判断で中止しないよう伝えたのですが、その内容が患者様に伝わらなかったようでとても残念でした。 実際に症状が目に見えて改善すると、もう治ったから薬は必要ないと考えてしまうことはあると思います。しかし、薬の種類によっては、服用を自己判断で中止することにより、症状の悪化・再燃を引き起こす場合があるので、中止する時は、医師の判断を仰ぐようにしましょう。 今回のようなケースの再発を防ぐ為にも、患者様が納得・理解していただけるような服薬説明を行っていきたいと思います。
Comments