寒い季節が続いていますね。
朝方は零下が当たり前で、布団から出るのが大変なのですが、せめて布団の中では寒さを感じずに快適に暖かく過ごしたいですね。
冬でも布団の中で快適に過ごしたい！と思う方は羽毛布団を買うことが多いのではないでしょうか？
ところで、なぜ羽毛は軽くて暖かいのでしょうか。
簡単ではありますが羽毛の構造から、暖かさの秘密をお話ししていきたいと思います。
羽毛の構造は木の構造に似ています。木は太い幹があって、幹から枝が生えて、その枝から葉っぱが生えますが、羽毛も同様です。羽毛はコアの部分から、直径約25μmの太い繊維が広がります。その繊維のところどころから直径約7.5μmほどの細い繊維がちょうど枝から生える葉っぱの様に生えています。羽毛の繊維は柔らかいので隣あった細い繊維どうしが絡みあい多くの空気を動かない状態で蓄えることができます。空気は熱伝導率が最も低い物質の為、多くの空気を蓄えた羽毛は大変暖かいわけです。また、木のような構造は最も少ない繊維数で最も多くの空気を保持できる構造のようです。このため、羽毛は軽くて暖かいのです。
木は限られた枝で光合成を効率的に行うため、羽毛は限られた繊維で空気をたくさん蓄える為に構造を進化させていったのですが結果として似た構造になってしまうのは大変興味深いですね！
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