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紫外線・・

日焼けが気になる季節になりました。皆さんはどんな紫外線対策をしていますか?

日焼け止めを塗る、日傘をさす、帽子をかぶる、長袖を着る…。近頃は様々な「紫外線対策グッズ」もあり、皆さんも取り入れていることと思いますが、意外と忘れがちなのが「内側からの紫外線対策」。摂取することで紫外線からお肌を守ってくれる栄養素があります。

まず、ビタミンA。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれます。ほうれん草やかぼちゃなど、緑黄色野菜に多く含まれています。脂溶性のビタミンなので、調理の際に油を使うと効率的に摂取できます。

次に、ビタミンC。ビタミンCは皮膚への色素沈着を防ぎ、コラーゲンの生成を助けてくれます。果物に多く含まれています。

そして、ビタミンE。ビタミンEは新陳代謝を促し、メラニン色素の排出を助けてくれます。胡麻、アーモンド、アボカド、オリーブ油などに含まれています。

この3つのビタミンに共通しているのは、抗酸化作用。「お肌の見方、ビタミンエース(ACE)!」と覚えて、日頃の食生活に取り入れてみてください。

では、紫外線は悪者なの?と思われるかも知れませんが、人間にとって紫外線は必要なものでもあります。

先日あるテレビ番組で、近年、くる病にかかる幼児が増加傾向にある、という特集をしていました。くる病は、ビタミンD不足により血中カルシウム濃度が下がり、骨の成長障害、骨格の変形を引き起こす病です。

過去の病と認識されていた「くる病」が再び増加したことの理由のひとつに、紫外線の害を過度におそれて、子どもを日光に当てないようにし過ぎたことが挙げられます。ビタミンDは紫外線を浴びることにより体内で作られます。しかし、1998年に母子手帳から「日光浴」という言葉が消え、代わって入ってくる紫外線の害についての様々な情報…。かわいい我が子を守らなければ、という親心はよく分かりますが、過ぎたるは及ばざるがごとし。もちろん、これは子どもに限ったことではなく、大人にも言えることです。身体に必要なビタミンDをつくるためには1日に15分ほど日に当たること、日焼けが気になるのなら、朝や夕方の弱い日光で構わないのだそうです。

美白も大切ですが、骨ももちろん大切!紫外線と上手にお付き合いしましょうね。


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