中国の古典に”漢方薬は食前に服用する”旨が記載され、我が国でも漢方は食前に服用するのが一般的になっています。
なぜ漢方薬は食前か?
こんな素朴な疑問を抱いたことはありませんか?
Ⅰ.漢方薬は煎じて有効成分を抽出してあるため、胃内に食物のない状態のほうが吸収がよい。 Ⅱ.アルカロイドの副作用を軽減するには、胃内のpHが低い状態(食前)のほうがよい。 Ⅲ.漢方薬特有な香りや味(ケイヒ、ハッカ、トウキなど)は消化管機能を高め、食欲を増進させる。 Ⅳ.1回に飲む量が多いので、満腹感ではコンプライアンスが低下する。 Ⅴ.食物やほかの薬との相互作用が回避できる。
などの理由から食後に飲んでも差し支えないけど、食前に服用したほうがより一層効果が期待できるのだそうです。
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