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減塩のポイント

11月に入り急に寒さを感じるようになりました。 当薬局にいらっしゃる患者様は降圧剤を処方されている方が多いです。その中で「夏は血圧が安定していたのですが、最近血圧が高くなってきてしまいました」と心配される方が増えてきた感じがします。 実は血圧と気温はとても関係しています。暑い季節は血管が拡張して血圧も少し下がりますが、寒い季節になり身体が冷えてくると血管も収縮するので血圧が上昇する傾向があります。また、夏は汗をかいて体内のナトリウムも汗とともに排泄されますが、気温が下がり汗の量が減ると今まで通りに塩分を摂ると体内に過剰にナトリウムが溜まり血圧が上がってしまいます。そこで塩分を過剰に摂らないように注意が必要になります。減塩目標1日6g未満といってもなかなか慣れるまでは大変です。そこで減塩のポイントを下記にいくつか挙げたいと思います。 ・味覚は慣れるので、いっきに減塩しないで少しずつ減塩を行う。 ・しょうゆやソースなどは直接おかずにかけず小皿にとって少量をつけて使う。 ・唐辛子やこしょうなどの香辛料で味のアクセントをつける。 ・油を少しだけ使うと口の中に塩味が長くとどまります。 ・食べ過ぎは全体的に塩分も摂ることになってしまいますので注意です。 ・カリウムを含む野菜や海草類、果物などを摂ると塩分を体外に排出する作用があります。 (ただし、腎臓に持病がある方や糖尿病などでカロリー制限が必要な方はまず医師に相談が必要です) 食塩の過剰摂取は高血圧の主な原因の一つです。 血圧が高ければ高いほど、脳卒中や心筋梗塞などの危険も高まります。 寝たきりにならない元気な生活をしていただくためにも、是非、実行していただきたいと思いお薬をお渡しするときにはアドバイスをしています。

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