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水虫ではないですか?

  • 執筆者の写真: Hirai Kenichi
    Hirai Kenichi
  • 2012年8月9日
  • 読了時間: 0分

「まさか水虫だとは思いませんでした。」と驚かれながら来局される女性の患者様が結構いらっしゃいます。 水虫というと中年男性以上に多い病気というイメージがありますが、実際の男女比はおよそ1:1で日本人の5人に1人が罹患していると推測されています。 水虫は白癬菌(真菌)が足や手・爪に感染・寄生して起こります。高温多湿の環境を好む為、梅雨時~夏場にかけて増えますが、近年では冬に発症する人も増えています。 水虫=痒いものだと思いがちですが、実際は痒みを訴えない患者様が多く、指の間が赤く腫れたり皮がむける。また、白くふやけてジメジメし、赤くむけてただれる・土踏まずを中心に足底や側面に小さな水疱ができる・ガサガサして角質が肥厚し、ぼろぼろ皮がむけたり、踵がひび割れる・爪の先が白く濁り、徐々に範囲が広がり厚みをましぼろぼろになるなど様々な症状があります。 自分で水虫か否かを判断することは困難であり、皮膚科で検査すれば診断できるようです。痒みがなくても、上記のような症状が見られた場合は水虫の可能性もある為、早めに受診しましょう。 水虫の治療は外用薬(軟膏やクリーム・液剤)が中心となります。塗り薬の場合、症状がよくなるとやめてしまいがちですが、水虫は痒みや病変を起こしていない場所も感染している場合が多く、数か月続ける必要があります。 自己判断で中止せず、根気よく治療を続けてもらえるよう説明をしっかり行っていきたいと思います。

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