私は季節の変わり目になるとめまいや吐き気などの症状が現れることがあり、日常生活に支障をきたすことがあります。初めてその症状が現れたときは20代後半で、病院で色々な科を受診し原因を突き止めようとしましたが、結局原因がわからないまま症状が落ち着いてしまいました。その後も数年に一度いつも同じ季節に症状が出ることがあります。メニエールや更年期障害、貧血などの疑いがあり、どれも検査をしましたがはっきりとしたことはわかりませんでした。20代で更年期障害?などと思われがちですが、最近では若い人にも症状が現れることがあり、これをプチ更年期、プレ更年期などと呼ぶそうです。実際に私は漢方を服用したり、女性ホルモンのサプリメントをとることで症状が出なくなりました。
更年期障害とはエストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が減少すると、エストロゲンによって調節されていた、体の色々な機能がうまく働かなくなって起こる症状のことです。エストロゲンが低下すると脳は卵巣に対してもっと女性ホルモンを出すように信号を送ります。その際に、信号が周囲の脳に不要な興奮を起こしてしまうことで自律神経の調節がうまくいかなくなり、神経の調節不良や心身の不調が起こりやすくなる状態になります。
更年期障害の症状は主にだるい、疲れやすい、頭痛、のぼせ、ほてり、発汗、手足の冷え、不眠、イライラ、動悸、息切れ、うつ状態、めまい、たちくらみなどがあります。更年期障害でなくても起こる症状もあるので間違われやすいですが、いつくかあてはまったら更年期障害を疑うことができます。
症状がつらいときは我慢しないでまずは婦人科の先生に相談することをお勧めします。更年期障害の症状はバランスのよい食事や運動、ストレス対策、休養などである程度改善することができますが、実は他の重大な病気が原因のこともあるので受診して検査を受けることは必要です。気になる場合は気軽に相談できるかかりつけ医をつくっておくのをお勧めします。
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