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忘年会シーズン到来

今年もあっという間に年末に近づいてきています。みなさんも楽しみにしている方も多いと思います。忘年会シーズンの到来です。お酒を飲む機会が増えます。アルコールの取りすぎには注意が必要です。

 アルコールを代謝するのに人間は肝臓を働かせています。肝臓が頑張りすぎると肝臓に負担がかかり肝炎になったりします。

アルコール性肝炎は常習飲酒家で大量飲酒後に発症し、多くの場合、食欲不振・だるさ・発熱がみられます。肝臓は痛みを出さない臓器ですが、アルコール性肝炎の時は肝臓がはれとともに右上腹部に痛みが出現し、黄疸も見られ、尿の色が紅茶色になります。ひどくなると腹水とむくみも出現します。多量飲酒者が必ずアルコール性肝炎を発症するわけではなく個体差があります。女性のほうが少ない飲酒量で男性よりアルコール性肝障害を起こりやすいと考えられています。一度アルコール性肝炎を発症した人では飲酒により繰り返しアルコール性肝炎となり、肝硬変へと進行していきます。アルコール依存症が背景にある人が多く、この場合アルコール依存症の専門治療も必要です。

毎日、大量のお酒を飲まないように気を付けて、お酒を飲まないで肝臓を休ませてあげる「休肝日」を設けるようにしてください。


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大人になると、学生の時のように集中して勉強をすることが少なくなったなぁ、と感じます。 総務省の平成28年社会生活基本調査によると、社会人の1日の平均勉強時間は6分で、95%の人が日常的に勉強をしていないと回答したそうです。 私も薬剤師の仕事をする中で新しい知識を習得したり、勉強会に参加することはありますが、自分のペースで本を開きながら机に向かって集中して勉強するとなると、なかなか難しいものです。

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