先日、薬局に小さな兄弟が処方箋と一緒に何か握り締めて入ってきました。小さな手に入っていたものは、オオイヌノフグリの花でした。
小さすぎて、半分潰れてしまっていましたが、私に見せようとしてくれていました。花びらがとれて、半べそをかいていましたが、私が「かわいい花だね」と声を掛けると、少し笑ってくれました。その気持ちがとても嬉しくて、その日はずっと、暖かい気持ちで過ごすことができました。
普段は見過ごす小さな花に、力をもらいました。そして、それがまた、勉強しよう、頑張ろうという前へ進むパワーになりました。一見役に立たないもの、見過ごしてしまうものでも、ある心が加わると、めぐりめぐって、繋がって、人に力を与えていくと感じました。
目に見えなくても繋がっていくもの、それを受け入れるゆとりのある環境でありたいと思います。
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