唾液腺マッサージ
- Hirai Kenichi
- 2017年9月5日
- 読了時間: 2分
口が渇いたり、口腔内がネバネバする、口臭が気になる…そんなことはありませんか?それは口の中が乾いているからではないでしょうか。口腔内の環境を正常化しているのは唾液です。唾液には粘膜保護・自浄・抗菌・消化・組織修復・発がん予防などの作用があり、とても大切な役割を果たしています。
高齢になり、おしゃべりの機会が少なくなったり、お食事が口から摂れなくなると、ますます口腔乾燥は進んでしまいます。また、唾液分泌の低下の原因は、不安・緊張・シェーグレン症候群・唾液腺障害・脱水・肝硬変・糖尿病などや、お薬の副作用なども挙げられます。
さて、唾液分泌が低下するとどうなるのか。嚥下障害・咀嚼障害・発音障害・味覚障害などが起こることもあるそうです。唾液って大切なんですね。
「唾液腺マッサージ」というのをご存じですか?お口の中には、唾液腺というポイントが3か所存在します。そこを刺激すると唾液の分泌が促されるそうです。
①耳下腺(じかせん)
耳たぶのやや前方、上の奥歯あたりのほほに人差し指をあて、指全体でやさしく押します。
②顎下腺(がっかせん)
あごの骨の内側のやわらかい部分です。指をあて、耳の下からあごの先までやさしく押します。
③舌下腺(ぜっかせん)
あごの先のとがった部分の内側、舌の付け根にあります。下あごから下を押し上げるように、両手の親指でグーッと押します。
唾液腺マッサージを行い、口腔内が潤おうと、次の効果が期待できます。
①口腔内の自浄作用が働き、粘つきや口臭がなくなる。
②痛みが緩和される。
③口が開きやすくなる。
④食べること、飲みこむことや、会話がしやすくなる。
我が家にも、90歳近くになる祖母がいます。コミュニケーションをとりながら、唾液腺マッサージをしてみようと思います。少しでも食欲が湧くといいなぁ。口が渇いたり、口臭や味覚障害などが気になる方は、唾液腺マッサージをしてみてはどうでしょうか!

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