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医薬品名の由来

私達にとって薬は生活に欠かせないものであり、身近なものです。身近に使っている薬ですが、今日はその名称の由来について少し紹介したいと思います。 例えば、おなじみ「バファリン」。風邪をひいたときにお世話になった方も多いと思いますが、この薬の有効成分(アスピリン)は副作用として胃のもたれなどを起こすことが知られています。 そこでダイバッファーHTという胃の粘膜を保護する成分を加えたことにより、胃障害を軽減する工夫がなされています。そして胃にやさしいアスピリンという意味を込めて、”緩和するもの”という意味のBuffer(バッファー)とAspirin(アスピリン)を組み合わせて「バファリン」と命名されたのです。 他に”胃にベール、セルベール”のCMでおなじみの「セルベール」は胃の粘液分泌を活発にして胃酸から胃粘膜を保護する薬ですが、こちらはセルフとベール(被うもの)を合わせて、自分の身(胃)は自分で守るという意味を込めて命名されました。 普段何気なく使っている薬ですが、名前にもきちんとした意味がこめられているんですね。

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大人になると、学生の時のように集中して勉強をすることが少なくなったなぁ、と感じます。 総務省の平成28年社会生活基本調査によると、社会人の1日の平均勉強時間は6分で、95%の人が日常的に勉強をしていないと回答したそうです。 私も薬剤師の仕事をする中で新しい知識を習得したり、勉強会に参加することはありますが、自分のペースで本を開きながら机に向かって集中して勉強するとなると、なかなか難しいものです。

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