徐々に寒さが増して冬の香りがしてきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
不安定な陽気で、風邪でお辛そうに来局されるお客様も増えてきました。
お話を聞いているとしつこい風邪も多いようですので日頃の対策を心がけたいですね。
冷え性持ちの私は指先が冷たくなってくると「あぁ、今年も冬が近づいてきたなぁ」と感じます。
指先や身体の冷えは辛いもので、温かいものを摂ったからといって身体の温かさは持続せず、またすぐに寒さに震えることになるので、その場しのぎではなかなか対応しきれませんよね。
また体温が下がると新陳代謝や免疫機能も下がり、風邪や病気にかかりやすくなるという周知の悪循環も。
薬局で冷え性の話が上がったときに「生姜がいいよね」なんて話をしたので、今日は少し生姜について調べてみました。
生姜には「ジンゲロール」と「ショウガオール」という辛味成分が含まれています。
ジンゲロールは一部の菌への殺菌作用が主な効果なようです。血管を広げ身体の末端を温めるようですが、
深部の熱を末端に運ぶので深部の熱が奪われ逆に身体を冷やすこともあるそう。
一方、ショウガオールには胃腸の壁を刺激して動かすことにより熱を生み出し、身体の内側から温める効果があるそうです。
ジンゲロールは加熱したり乾燥したりすると脱水反応が起こりショウガオールに変化するようで、
この理由で冷えには生の生姜より乾燥した生姜のほうがいいというよく聞く話が出てくるわけですね。
風邪のひき始めには生の姜湯を、冷えの改善には加熱・乾燥した生姜を摂るとよいようです。
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