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今日、お薬手帳をお持ちですか?


来局された患者様に尋ねると、処方箋と一緒に出して下さる方は多いですが、中には「箪笥にしまってある」「家で貼っている」「どこかにある」などの意見も聞こえてきます。 複数の病院に受診されている患者様は多いと思います。薬の名前や服用方法をしっかり記憶されている方もいますが、種類が増えていくとすべてを記憶しておくことは困難です。そんな時に役立つのがお薬手帳です。お薬手帳とは処方された薬剤名・用法・用量などを記録しておくものです。手帳から継続服用している薬はあるか、飲み合わせに問題ないかなど確認することができます。また緊急時(災害時や事故など)にも役立つことがあるのです。(毎月発刊している”ウエノ薬局ホット通信”でも以前お薬手帳について取り上げています。:vol.7-10) 先日、2回目の来局となる老夫婦がいらっしゃいました。初回時は手帳や情報紙を持参しておらず、併用薬の確認がとれませんでしたが、今回、手帳を持参してくださったので確認した所、処方箋に記載してある胃薬と同様の効能をもつ薬剤を服用中であることが判明しました。患者様にお時間を頂き、医師に疑義照会をした所、処方されていた胃薬が中止となりました。そのことを患者様に伝えた時、「手帳を持ってきて本当に良かった」と大変喜んでくださいました。私自身もお薬手帳の必要性を改めて実感できた日でした。 このようにお薬手帳は役立つことがあるので、病院や薬局に行く時だけでなく、普段からお薬手帳を持ち歩くようにしましょう。

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