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上を向かずに飲もう

先日患者さまから「どうしても錠剤がのみ込めないのです」と相談を受けました。

錠剤が喉の奥に貼り付いた感じで水を飲んでも入っていかないそうです。

みなさんは薬をのむ時に困ったことはありませんか?

私は錠剤でも粉の薬でも、無意識に上を向いて水と一緒に「ごくっ」としています。

確かに大きな錠剤だと口の奥のほうに残ってしまい、その味に「おえっ」となることが時々あります。

そして喉にひっかかる感じがすると、更に不快ですよね。

この「上を向いて」という動作がよくないそうなんです。

上を向いてしまうと喉が狭くなって、逆にのみ込みにくくなるそうです。

私たちはご飯を食べるとき、汁をのむときは上を向かずにのみ込んでいますよね。

なぜ薬をのむ時は上を向いてしまうのでしょう?

「のみ込まなくては」という気持ちが強くなるからなのでしょうか?

出来るだけ意識せずに、リラックスして、さらにアゴをひいた状態で「ごくっ」としてみてください。

私も鏡の前でアゴをひいて(意識しまくりですが…)のんでみました。

意外にもすんなりとのむことが出来ました。

できたらコップ一杯の水かぬるま湯を用意して、口の中を水分で湿らせてから薬を含み、下を向く感じでのみ込んでみてください。

それでも上手くいかない方はお気軽に薬剤師にお声がけください。

最近ではラムネの様に口の中で溶けて吸収される薬もあります。

苦手な薬を医師に相談してのみ易い剤形に変更してもらうことも出来ます。

薬のことで心配なことがありましたらぜひご相談ください。


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大人になると、学生の時のように集中して勉強をすることが少なくなったなぁ、と感じます。 総務省の平成28年社会生活基本調査によると、社会人の1日の平均勉強時間は6分で、95%の人が日常的に勉強をしていないと回答したそうです。 私も薬剤師の仕事をする中で新しい知識を習得したり、勉強会に参加することはありますが、自分のペースで本を開きながら机に向かって集中して勉強するとなると、なかなか難しいものです。

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