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タマリンド

 息子がフィリピンで不思議なものを買ってきました。

見た目は、お芋のようにも、ココアパウダーをまぶしたチョコレートのようにも見えます。またはバラバラになったポンデリングのような感じです。

恐る恐る触ってみると外側に固くて薄い皮があります。少し力を入れると割れてしまいます。

皮付き落花生のようにくびれがありますが、色が全然違います。

箱を見ると、「SWEET TAMARIND」とあります。色々書いてあるけど英語だからわからない。

ネットで検索しました。

タマリンドとは、和名でチョウセンモダマとも呼ばれ、熱帯アフリカが原産とされるマメ科の植物の実で、東南アからインドにかけての熱帯から亜熱帯にかけての地域や、熱帯から亜熱帯のアメリカ大陸で収穫されているそうです。

落花生のような薄い皮で包まれていて、中にはネットリとした果肉があり、その中に硬い種があります。

ネットリした果肉は甘酸っぱくて、干し柿のような感じです。

このタマリンド、栄養価も侮れません。

食物繊維が豊富なので整腸作用、便秘の改善に効果が期待されます。また、鉄分をはじめカリウムやリンなど、ミネラル成分を沢山含んでいます。果肉に含まれる酸味成分は疲労回復と整腸作用があります。

フィリピンでは、マラリアに効能があるとして葉をタマリンド茶として用いているそうです。

私が食べたのは、「スイートタマリンド」という甘い味のもので、ほかにも酸っぱい味の「サワータマリンド」というものもあるそうです。「スイートタマリンド」はそのまま食べたり、ジュースやゼリー、シャーベットにしたりして、「サワータマリンド」は、種を取り除いてお湯や水で果肉を溶き、料理の酸味付けに使われるそうです。

興味のある方は、日本でもタイフェスなどで売っているようなので、試してみてください。


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