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スポーツ×薬=ドーピング?

  • 執筆者の写真: Hirai Kenichi
    Hirai Kenichi
  • 2012年1月2日
  • 読了時間: 0分

新年明けましておめでとうございます。 2012年といえば、スポーツの祭典オリンピックがロンドンで開催されます。陸上、水泳、ハンマー投げといった競技の数々を世界トップクラスの選手たちが競い合う夢の舞台オリンピック。そんな華々しい大会の裏で問題になるのが「ドーピング」行為。「ドーピング」といえば、ステロイドホルモンなどの蛋白同化剤による筋肉増強などが一般に知られていますが、その歴史は意外に古くスポーツにおけるドーピングの記録は1865年のアムステルダム運河水泳競技がもっとも古いそうです。 この頃は麻薬・覚せい剤など現在ではとても信じられないような、違法薬物の代名詞ともいえる薬物がドーピングの主流だったそうです。覚せい剤の使用による自転車競技選手の死亡事故などがあり、ドーピングは競技の公平性を損ねるのみならず選手自信をも危険に晒すことから固く禁止されています。 現在では、禁止薬物は細かくリスト化され、非常に厳しく管理されています。漢方薬を飲んでいたら禁止薬物だったということもあるくらいです。蛋白同化剤(ステロイド)、麻薬・大麻・覚せい剤といったメジャーなものから、β2作用薬や利尿薬なども載っています。前者は喘息の治療に使用するものですが、限られた薬剤でなおかつ治療目的での吸入による使用は認められているそうです。後者は浮腫や高血圧・心不全などの治療に使用しますが、ドーピングの尿検査の結果を撹乱するおそれがあるため禁止されているそうです。 この他、酸素運搬能を強化する行為や尿のすりかえなどのドーピング隠蔽行為、遺伝子を修飾した細胞の使用なども禁止の対象になっています。遺伝子を強化することで能力を向上させるなんて、どこかで見たような設定のものが現実になりつつあるのでしょうか。ともあれ、選手の皆さんには正々堂々スポーツマンシップで競技してもうらうのが一番ですね。

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