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ウイルス二モマケズ、細菌二モマケズ

この時期になり、OS-1(経口補水液)を持参して来局される患者さまもみかけられるようになりました。症状をうかがってみると、嘔吐・腹痛・下痢・・・。急性胃腸炎。 急性胃腸炎とは、ウイルスや細菌などが原因で一過性の嘔吐や腹痛や下痢をきたす病気です。原因がはっきりしないこともあるようですが、ウイルスや細菌などが胃や腸に感染することで発症します。ウイルスの場合は冬に流行しやすいなどがあります。細菌性の場合はサルモネラ菌やカンピロバクターなどがあります。 薬物療法は腸内細菌を整える薬(ラックビー・ビオフェルミン)や腸の動きをゆっくりにする薬(フェロべリン・タンニン酸アルブミン)を使用します。下痢がひどいときは強めの下痢止め作用のある薬(ロペミン)を一時的に内服します。腹痛がひどいときは、消化管の痛みを抑える薬(ブスコパン)を内服します。細菌が原因と考えられるときは抗生物質を内服することもあります。

あとは、脱水にならない程度に水分をこまめにとるようにしたり、胃腸は弱っているので消化のよい食べ物(おかゆやうどん)を食べると良いです。 日常生活で気をつけることは、食べ物は生焼き・古い食べ物に気をつけ、自分の手についたウイルスや細菌が原因となることが多いので、手洗いやうがいはこまめにすることが大切です。 12月はクリスマス・忘年会・大掃除と行事も多くなりますので、ウイルスや細菌に負けず、元気に過ごしたいものです

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