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インフルエンザワクチン

最近肌寒い日が続くようになりもうすっかり秋だなと感じていましたが、先日ニュースですでにインフルエンザが流行し、学級閉鎖になっていると聞き驚いています。インフルエンザと言えば冬というイメージだったので今一度おさらいしてみました。

インフルエンザはなぜ毎年流行するのでしょうか?通常感染症に感染すると、原因の抗原(ウイルスや細菌などの病原体)に対して抗体ができ、次に同じ抗原がからだに入ってきたときには、抗体が働いて感染を防いでくれます。しかし、インフルエンザは、ウイルスの抗原が毎年のように変化するので、できあがった抗体が新たに変化したウイルスに対しては十分に働かず、再び感染を受けてしまいます。だから毎年流行し、何回も感染してしまいます。

インフルエンワクチンを接種する目的は、感染を抑えるほか、感染を抑えられなかったときに重症化するのを抑える効果があります。高齢者や心臓や呼吸器系、腎層などの基礎疾患を持つ人がかかると重症化する可能性が高いのでその重症化を予防することができます。65歳未満の健常人では70~90%の発病予防効果があり、65歳以上の健常な高齢者については、約45%の発症を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったとされています。

インフルエンザワクチンの接種方法は原則生後6か月から13歳未満では2~4週間の間隔で2回、13歳以上では1~4週間の間隔で1回または2回接種します。ワクチンを接種してから抗体ができるまで2週間ほどかかるためインフルエンザが流行する前11月頃に接種するのが望ましいです。インフルエンザワクチンの効果は個人差もありますが、接種後5か月くらいまでとされています。インフルエンザウイルスは毎年のように変異するため毎年接種したほうがいいと思います。

うちには小さな子供がいます。もし子供がインフルエンザにかかったときには発症した日(発熱が始まった日)の翌日から5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで学校や幼稚園、保育園を休むことが定められているようです。


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