こんにちは。
まだ日中は暖かい日々が続いていますが、そろそろ秋らしく急な気温変化が起きてくる時期へとなってきました。
気温変化に伴った体調変化には注意しながらこれからも過ごしていきましょう。
さて、今回は普段服用・使用されるお薬はどのように作用しているのか書いていこうと思います。
大体の内服の飲み薬の考え方は食べ物と一緒です。
服用してから食道・胃を通り、小腸で吸収されます。
小腸で吸収された後は血管に入り、そのまままずは肝臓を通ってから全身へ循環する血流にのり、患部に薬剤が届きます(作用します)。
大体15-30分程度で届くようなイメージです。
ちなみに小腸ですべて吸収されるわけではなく、食事と同様に吸収されなかった薬剤は小腸から大腸へいき、便として排泄されています。
薬だけではなくサプリメントでもある鉄剤などは吸収された成分はもちろん血をめぐり、貧血改善へと作用していますが、吸収されなかった成分は便としてでてくるため便が黒っぽくなってしまいます。(細かく言うと酸化された鉄分が黒の原因です)
・皮膚に貼付する薬剤は?
大きく分けて2種類あります。
まずはよく見かける痛み止めなどのテープ剤です。テープ剤は皮膚から薬剤が吸収され、組織に移行することで貼付した部位周辺で作用します。
肩に貼ったら、肩の貼付した部分に作用するイメージです。
ポイントは、血まで薬剤が届きにくいように設計されているので、全身的な副作用が現れにくいことです。
そしてもう1つのパターンが、皮膚から吸収された薬が組織を通り、その下にある血中まで吸収され、血中に入った薬剤が目的となる患部にまで薬が届いて作用を示すものです。
ここでのポイントは皮膚の厚さによって、吸収されるスピードや吸収量がもちろん変わってくることです。なので、大事なことはお医者さんに指示された部位にしっかりと貼ることです。守らなければ得てほしい作用が得られなくなってしまうためです。
他にもお薬には色々な特徴をもった薬剤が多く存在し、勉強しがいがとてもあります。
薬って当たり前のように服用や使用していますが、よくよく考えてみるとどうやって効いているのだろうか、そもそもこの薬を考えた人ってどんな発想で思いついたのだろうか等考えていくととても奥が深く、面白いなって思うときもあります。
最初に薬を発明した人はどれだけ天才だったのだろうかって思う時もあります。
少しでも薬について好きになってもらえるよう今回はこのようなブログ内容にしてみました!
薬について何か気になることあればご自身が信頼している薬剤師さんに色々聞いてみてください。
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