先日お薬の説明時に副作用の説明を行ったところ、お薬を飲む子のお母様に「助かります!」と言われました。正直私は聞いた瞬間驚きました。
そもそも副作用とは薬の本来期待されている作用ではなく、期待をしない作用のことで、薬を使用する上で副作用は怖い・避けたいものと薬剤師も患者様も考えていると思います。
私がこの時注意喚起した薬の副作用は’眠気’でした。鼻水や皮膚のかゆみを抑える薬には副作用の一つとして眠気を誘発してしまうものがあります。これらの薬に関しては大人の方に対しては服用後の車の運転等を避けるよう説明し、子供で朝服用するときは遊ぶときに気を付けてくださいね、などと声をおかけしています。
今回の場合、気をつけるべき副作用なのに何故?とも感じましたが、すぐにお母様の言葉で解決しました。「うちの子元気で夜寝ないんですよ!」
そう、「助かります」の言葉には寝てくれると助かるという意味が隠れていたんですね。副作用というとマイナスのイメージがありますが、このお言葉でマイナスばかりではなくプラスになる面も時にはあるのだなと、学ばせていただきました。ほんの一言ですが、視野が広がったありがたい体験でした!
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