血圧計

2022年2月 8日 | コメント(0)

自己健康管理の意識が高まる昨今、ご家庭に血圧計を持つ方が多くなってきたと思います。
私が薬学生だった頃は、現在のような電子血圧はまだあまり普及されていなかったと思います。
実習では水銀血圧計を使い聴診器で測定する方法を学びました。

医療工学も進歩して、現在は2種類の血圧測定法があります。
オシロメトリック法とリバロッチ・コロトコク法です。

前者がご家庭で使われている血圧計です。腕に巻いた帯(カフ)を加圧していったん血液の流れを止めます。
その後徐々に帯(カフ)の圧力をゆるめていくと、血液が流れ始めて血管を圧迫している帯(カフ)を押し返(カフ圧)し始めた最初が上の血圧(=収縮期血圧)です。カフ圧が一番小さくなった時が下の血圧(=拡張期血圧)です。

そして後者は、私が学生時代に習った血圧測定法です。カフを加圧するところまでは同じですが、カフの圧力を徐々にゆるめて血液が流れ始めた時に発生する血管の音(コロトコフ音:心臓と同期したトントンという音)を聴診器で確認して、最初に音が出始めた時が収縮期血圧で音が聞こえなくなる時が拡張期血圧です。
この測定法には人による誤差が出る可能性がありました。つまり測定者の聴力にも影響されていたという事です。現在はカフに内蔵されたマイクにより音を確認しているので従来の測定方法より正確に測定されるようになったと思います。この血圧計は主に医療機関で使用されていることが多いようです。

薬局でよく患者様から言われることは、診察時の血圧と家庭内血圧が大きく違うという事です。
血圧は日内変動があり測定時間により異なります。また測定前・測定時の状態も影響します。よく言われるのが白衣性高血圧症です。家でリラックスしている時と医師を目の前にして測るのでは差が出ることがあります。緊張していないようでも診察時に血圧が高い方が多いです。他にも腕・手首・指先などの測定部位の違い、血圧計メーカーの違い、上記にも記載した通り測定方法の違いも影響していると考えられます。

しかし、普段の血圧の状態をご自分で把握しておくことはとても重要です。体調が悪い時などに普段の血圧と比較することが出来ます。
受診の際には医師に相談することが出来ます。是非、血圧計をお持ちの方は大事にしまい込まず活用して頂きたいと思います。

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