座骨神経痛 

2021年3月 9日 | コメント(0)


少し前に患者様から「今飲んでいる薬とは関係ないのですが、坐骨神経痛って動けなくなるほど太股が痛くなることってありますか?私の家族で動けないほど痛みがあり悩んでいます。」と相談がありました。
今回はその時に調べた知識をブログに書いていこうと思います。

そもそも坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている神経がなんらかの要因により圧迫・刺激されることで下肢等に痛みやしびれが生じる痛みを指します。
多くの場合腰痛に引き続いて発症し、次にお尻や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みやしびれるような痛みがあらわれます。
原因としては年齢が若い人だと腰椎椎間板ヘルニアが多く、高齢になると腰部脊柱管狭窄等が要因であるケースが多いらしいです。
腰部脊柱管狭窄、腰椎椎間板ヘルニアはともに腰椎に起こる異常によって神経根が圧迫、結果下半身に痛みやしびれるような痛みを引き起こします。

症状の現れ方(現れる部位)は人それぞれですが、主にお尻や太もも、すね、ふくらはぎ、脚にかけて、鋭い痛みやしびれるような痛み、ふくらはぎの張り、冷感や灼熱感、締めつけ感などの症状があります。
こうした症状は、脚の一部分だけに強く感じることもあれば、脚全体に強く感じる場合もあります。
今回患者様の家族が訴えていた坐骨神経痛では、太股に強く症状が現れてしまったため、痛みにより動けない状態であったことが推測されます。

治療の基本は保存療法です。
あまりにも痛みが強く、コントロールできない場合や膀胱や直腸などに別の障害があらわれた場合などには外科的療法が検討されます。薬物療法では痛み止め等が用いられますが、そこは担当医が判断し処方してくださると思うので今回は省きます。
痛みが強い場合、神経ブロック療法として局所麻酔薬を使用することがあります。痛みが神経へ伝わるのをブロックする治療法です。

では私生活で坐骨神経痛の予防又は和らげる方法があることも分かったので説明します。
①正しい姿勢を保つこと
②身体を温める
③肥満に注意
④ストレッチを行う

①日常における姿勢の悪さは腰への負荷、血流悪化を引き起こすことがあります。意識的に改善することで予防へとつながります。
また腰への負荷を軽減するよう、日常生活において、重いものを持ち上げるときは膝をついて持ち上げるなど行うことも、腰への負担の蓄積を減らすことにつながります。
普段私も悪い姿勢が多いので今から気をつけていこうと思います。

②患部(特に腰回り)を温めることで血流が改善し、痛みを和らげます。
実際、その方は「身体を温めると痛みが和らぐためずっと温めている」とおっしゃっていたので、痛みが生じている方には特におすすめです。
ただ患部に熱があるような状態では、温めると逆効果になると言うことも言われているので注意しましょう。

③④体重が層化すると腰に負担がかかるため、適度な運動を心がけましょう。
また適度な運動・ストレッチを行うことで筋肉をほぐす、硬くなりにくくなり、血流改善へとつながります。


基本的に症状が強く出ている場合は、無理はせず早めに受診することが望ましいです。
坐骨神経痛として痛みやしびれの他に、尿失禁や頻尿などの排尿障害、会陰部がしびれたり火照る等の異常感覚があれば重度の腰椎疾患も疑われるので、早めに受診し検査も必要となります。

知識をしっかりとつけた上で行動することで、悪化する前及び悪化後の適切な対処が行えると思います。


気になることがあればいつでもかかりつけ医やかかりつけの薬局に相談してください。

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