肺炎

2020年3月24日 | コメント(0)

肺炎は、最近のデータによると日本での死因第5位と言われています。
そして今世界中を震撼させている、新コロナウイルスにより更に肺炎で亡くなる方が増えています。
従来の肺炎により亡くなる方の約98%は65歳以上と言われています。

細菌やウイルスが鼻や口から侵入してのどを経由して肺に入り炎症を起こします。
肺は二酸化炭素と体内に取り込んだ酸素を交換する重要な器官です。ここに炎症が起きるとその働きが阻害されて呼吸困難になり、全身にも酸素が行き渡らず体力も低下して重篤な症状になってしまいます。

原因菌には、肺炎球菌が最も多くて、その他にもインフルエンザ菌・黄色ブドウ球菌・肺炎クラミジア・肺炎マイコプラズマそして今回の新型コロナウイルスなどウイルスにより肺炎を引き起こします。
治療薬も原因菌により異なってきます。
感染すると全ての人が発症するわけではありません。肺炎球菌など既に常在菌として保菌している人も少なくないと言われています。
健康な人は病原微生物を排除する力を持っていて、喉でブロックできますが、風邪やインフルエンザなどにかかり気管が炎症を起こして傷ついしまうと、病原菌を排除することが出来ず病原微生物が肺に入り込んで肺炎を起こします。
また高齢者が発症しやすく重症化しやすい理由は、慢性気管支炎や気管支喘息など呼吸器の病気に罹っていたり、加齢により呼吸器官の機能が低下してきて、気道や肺に既に炎症を起こしているために肺炎の原因細菌やウイルスが侵入しやすくまた感染しやすくなります。更に免疫力も低下していると重症化してしまいます。
同じように糖尿病など免疫力が低下する病気の場合も、感染すると重篤になる可能性が高いと言われています。喫煙者も感染リスクが上がると言われているので、これを機会に禁煙を考えるのも良いかと思います。

新型コロナウイルスの治療薬やワクチンはまだ確立されておらず、既存の抗HIV薬・抗インフルエンザ薬・膵炎治療薬などいろいろ試されているようですが、肺炎球菌が原因の肺炎にはワクチンがあります。
万が一、肺炎球菌に感染し肺炎を発病し、そこにまだ治療の見通しが充分立っていない新型コロナウイルスが入ってきた場合は重篤な症状になってしまう可能性が高いです。
予防のためにも肺炎球菌ワクチン接種は重要だと思います。

また、人から移る肺炎ではないですが、誤嚥性肺炎があります。鼻腔内や口腔内には沢山の常在菌がいます。胃の中には胃酸があるので細菌を殺菌しますが、気管内は無菌状態です。食べ物や唾液がうっかり気道に入ってしまうと通常なら反射的に咳をして異物を気道外へ出そうとしますが、その機能が落ちてしまうと細菌により肺炎になってしまうことがあります。
高齢者などは特に食後の歯磨きは口腔内を清潔に保つために重要だと思います。

他にもレジオネラ菌による肺炎があります。これも人から人に移ることはありません。水を介して感染する菌なので、主に温泉施設や加湿器などから感染することがあると言われています。加湿器のお手入れは定期的にすることが大切です。

細菌やウイルスなどの病原微生物による感染は、必ずしも発病するわけではないので、とにかく予防と免疫力を高める事が何より重要だと思います。
前者のブログに記述されていたように、私も睡眠をしっかりと取り、余計なストレスを溜め込まず、栄養バランスの良い食事を摂ることに努めようと思います。

 
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