薬剤史?(薬剤師の歴史) 

2019年4月10日 | コメント(0)

 新元号が発表されて1週間が経ち、来月いよいよ「令和」元年がスタートです。
毎日のようにメディアで取り上げられて、私もどんな元号になるのかとても関心がありました。
いざ発表された時には予想と違ったので一瞬戸惑いもありましたが、「令和」に込められている意味を知り、また「れいわ」と言う音もとても優しく耳触りがよくて素敵な元号だと思えるようになりました。
元号は過去には中国でも使われていましたが、現在は日本特有のものだそうです。
日本の中でも「西暦」に統一すべきか「元号」を使用するか議論をされているようですが、個人的には時代の区切りを考える上では、元号で考えた方が分かりやすくて良いと思っています。

私たち薬剤師という職業も時代の流れがありました。
お医者様が診察し薬剤師が調剤をして薬をお渡しする「医薬分業」は、西洋では鎌倉時代の1240年に既に制度が始まっておりますが、日本では遅れること明治7年頃に医薬分業が始まりました。「医師たる者は自ら薬をひさぐことを禁ず」とされて、日本で薬剤師という職種の元祖が生まれました。
大正14年には薬剤師法が公布され、昭和18年には薬事法が制定され、昭和35年国民皆保険が発足されました。今では当たり前に国民が平等に医療を受けられる健康保険制度の始まりが、昭和30年代生まれの私にはそれほど遠い昔の話ではないように感じられます。また、平成18年には大学薬学過程が4年制から6年制に改訂され、平成25年に薬事法も大きく変わりました。
私が薬剤師になり仕事を始めた時代と今では仕事の内容も大きく変わりました。
調剤してお薬を窓口でお渡しすることが中心の仕事から、今では副作用が起こっていないかどうかの確認・時には検査データを見せて頂き副作用など出てないか確認・薬をきちんと服用して頂けているか?飲み忘れた薬が溜まってないか確認・薬の飲み合わせ(相互作用)の問題はないか確認など仕事内容が変わってきました。
そのために毎回患者様に、ご協力を頂いていろいろなお話を伺っています。
これも最初は薬剤師にいろいろ聞かれることに怪訝そうにされる方も少なくなかったと思いますが、最近では快く話をして下さる方が増えてきました。
現在、厚労省は国民に対してかかりつけ薬局・薬剤師の制度を利用して頂くことを提唱しております。
新元号「令和」がスタートし今後は、ひとりの薬剤師(かかりつけ薬剤師)がひとりの患者様の薬に関する管理を全て行い、健康や介護に関する相談に応じることが薬剤師の仕事に移り変わっていくのだろうと思います。
日本の薬剤師の歴史は短いですが、求められている仕事は刻々と変化しています。

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