単腎

2017年5月30日 | コメント(0)

先日、お薬をお渡しするためにお話をお聞きしていたお客様が「私は腎臓がひとつしかないのです」と言われました。
私の叔父も腎結核という病気で腎臓を摘出しているので、病気か移植ドナーなどで摘出して一つだけなのかと思ったのですが、その方は生まれつき腎臓がひとつだとおっしゃいました。
勉強不足の私は、生まれつき一つの腎臓の方がいらっしゃることを初めて知り驚きました。
上気道炎の症状で受診された方ですが、腎臓がひとつでも特に生活に支障もない様子でした。
少し気になり調べてみると、単腎の頻度は750人に1人だそうです。特に男性のほうが多いようですが、私がお聞きした方は若い女性でした。
病気することもなく検査も受けることがない方の中には、大人になるまで自身が単腎だと気づかずに生活される方もいるそうです。
先天的単腎の場合は、腎臓が代償的に大きくなりひとつで二つ分の働きをするようになるため、特に通常の生活に問題がないことが多いようです。ただし大切な一つだけの腎臓なので背部の強打や交通事故等には注意が必要とのこと。また女性の場合は妊娠・出産の際にはひとつの腎臓で対応するため、過剰な塩分摂取に注意し水分を十分に摂るなどの注意は必要になるようですが、この方はこれまでに特に問題はなかったようです。
私たち薬剤師は肝機能・腎機能の状態により、影響を受けやすい薬剤の調剤を行う場合は常に処方量が適正か否か気にしております。高齢者や腎機能の低下している方などの場合は検査値などから判断して薬の量を調整しなければならないケースもあるので疑問があるときは処方医に確認を行いますが、今回のケースは特に通常の成人量で問題はなかったようです。

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