服薬説明の先にあるもの

2016年5月 3日 | コメント(0)




先日、ボンビバ錠®という骨粗鬆症のお薬について、薬剤師を対象とした社内勉強会がありました。 このお薬は骨を丈夫にして骨折を予防する目的で服用します。効果はとてもよいお薬ですが服用方法が非常に特徴的で、 
・1か月に1回起床時に、  ・コップ1杯の水で服用し、 
・服用後1時間は横になったり水以外の飲食をしたりすることを避ける。 
という制限があります。というのは元々この系統のお薬は吸収がものすごく悪いため、きちんとした効果を得るため、そして副作用を予防するためにこのような服用方法が決められています。起床時のお腹の中に何もない状態で服用すること、そして服用後に飲食をしないのはお薬の吸収を高めるためであり、食道への刺激を軽減するためにコップ1杯(十分な量)の水で服用しその後横にならないようにします。実際、このお薬には注射剤も存在し1回の薬用量が1mgなのに対し、錠剤は1回に100mgを内服します。その差は何と100倍、つまり吸収率は1%ということになります。このことからもお薬の吸収がとても悪いことがわかります。 
このように服用方法が複雑な場合は特に、お薬をお渡しする際の服薬説明が重要と感じます。窓口でどんなに正しい服用方法を説明したとしても、その方が正しく服用できなければ十分な効果を得られなかったり、副作用が起こりやすくなったりしてしまいます。今回の勉強会を通して服薬説明の重要性を再認識し、「お薬を適正に服用していただく」ための説明をする、ということを意識しながら丁寧な服薬説明を心掛けたいと感じました。 
もしもお薬のことでわからないことがあれば、些細なことでもお気軽に私達にご相談ください!



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