痛み止めに使われる貝の毒

2013年6月 4日 | コメント(0)

梅雨に入ったばかりですが、気温もだいぶ高くなってきて海水浴のシーズンが待ち遠しくなってきました。
ダイビングをする方もおられるかと思いますがダイビングのライセンスを取得する際に要注意生物の講習があると思います。

イモガイ(芋貝)という生き物をご存知でしょうか。外見がサトイモに似ているからという平和そうな名前とは裏腹に強力な毒を持ち海での要注意生物の筆頭にあげられる生き物です。刺された場合は数分で呼吸困難や呼吸停止に陥り最悪の場合、死に至る恐ろしい生き物です。

一方でその毒素が画期的な医薬品になる可能性があるとして注目を集めています。神経を麻痺させる効果があることから重度の神経痛の患者様に使える痛み止めとして既にアメリカのFDA(食品医薬品局)で2004年に医薬品として承認され、発売されています。

新しい作用機序の薬なのでその劇的な鎮痛効果がモルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬の効果が得られない患者様に対する治療への応用に期待されています。個人的に貝の毒が医薬品として応用されるというのはあまりイメージが湧かないのですが、近年の医療の進歩には驚かされるばかりです。





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