トリカブト

2012年4月16日 | コメント(0)

タラの芽の天ぷらやワラビのお浸し、ウドの酢みそあえなど山菜のおいしい季節がやってきましたが、キノコと同様、毒を口にして命を落とすケースが相次いでいます。
 
今月の7日、採ってきた山菜をお浸しにして食べた二人が死亡するという事件が函館でありました。ニリンソウの葉とよく似た葉をもつトリカブトを間違えて採取してしまったようです。
 
トリカブトはキンポウゲ科の多年草で青や紫の美しい花を咲かせますが、その根には猛毒の「アコニチン」と呼ばれるアルカロイドが含まれています。間違って摂取するとその毒により嘔吐し、神経や心臓、脊髄が侵されて痙攣が起き、呼吸困難に陥り、最悪の場合は死に至ります。「アコニチン」に解毒剤は存在しませんので、一度致死量(およそ3~6mg/kg)を摂取すると助かる見込みはほぼゼロと言われています。
 
ただ、こうした猛毒も「薬」としての役割である鎮痛、催吐、局所麻酔、不整脈惹起などの作用を持ち合わせており、強心剤としての効果を期待して数種類の漢方薬にごく少量使用されたりしています。
 
昭和50年代には摘んできたニリンソウの中にトリカブトの若葉が混じっていて、おひたしにして食べた方が亡くなっているという例もあります。だんだん気候もよくなり外に出かけるのが気もちのいい季節になりますが、山菜採りには十分な知識や経験が必要となりますのでご注意ください。 
20120408torikabuto_thumb.jpg 
 

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